テレビの光は全てアニメ

SF好きでミステリ好きですけど、そんなことは関係なしにアニメの感想を書いていくような感じのブログ

今期アニメで僕が一番好きなもの

 夏アニメがそれぞれ出揃い、だいたいのところ二話~三話ぐらいを放送していると思う。今期は僕にしては珍しく数多くの作品を視聴しているので、そうすれば人間の性としてランキングを制定したくなる。ここでは僕が特に好んで視聴しているアニメを四本ほど挙げてその理由をのべて、最後に今期で一番好きなアニメを決めようかと思う。

 まずはじめは「月刊少女野崎くん」だ。今期はじめのころはノーチェックだったのだが、たまたま見たところそのあまりの面白さに仰天してしまった。調べてみると原作がかなり人気の作品らしく、なるほど確かに丁寧なアニメ化をすれば面白くなるな、といった感想を持った。

 この作品の素晴らしいところは、少女漫画的な設定を巧みに利用してギャグアニメとして成立させているところだ。あらすじの紹介は割愛するものの、病み付きになる登場人物達のボケとツッコミには僕の笑いのツボを刺激されて非常に楽しめている。また、少女漫画的な展開も用意されているだろうし、非常に注目すべきアニメだろう。あとみこりんが可愛い。

 次に「アカメが斬る!」。この作品、調べたところあんまり評判はよくないそうだが、実に面白く構成されていると思う。というのも、シリアスの中にギャグ、ギャグの中にシリアスというジャンル横断的なセリフや展開の構成、必殺仕事人的設定と展開、更に主人公の立場というのが非常にうまくミックスされていて、実に野心的な試みをしている作品であると思ったからだ。

 主人公が殺人に対して何の葛藤も持たないように、闇を討つという設定にしたのは非常に素晴らしかった。主人公が人を殺すときにはたいていうじうじとなりがちだが、この作品の主人公はそんなことを気にせずばっさばっさ殺してく。この爽快感はたまらない。今後もぜひ注目できるアニメだろう。あとマインちゃんが可愛い。

 三番目は「アルドノア・ゼロ」。今期アニメ開始前に最も話題となった作品のひとつだろう。脚本はすっかり有名人になってしまって説明の必要性がなくなった虚淵玄。監督は「喰霊-零-」「Fate/zero」「放浪息子」など数々の話題作を監督してきたあおきえい。音楽は「キルラキル」「機動戦士ガンダムUC」「進撃の巨人」の澤野弘之。このトリオを支える製作会社は数多くのヒット作を生み出してきたA-1Pictures。更に虚淵玄二度目となるロボットアニメで、しかもガルガンティアのようなものではなく、今度はガチガチの正統派ロボットアニメと来た。

 僕もすっかり期待して第一話を視聴したのだが、どうもしっくり来ない感じがした。主人公の感情を失ったとしか思えないぐらいの冷静ぶり。テロが起こるかもしれないの敵国でのうのうと凱旋。火星側があまりの超技術過ぎて地球側の勝ち目がないところ。こんなところが気になってきて真面目に見ることが出来なかったのだ。

 しかしながらさすがに虚淵玄ニトロプラス社長のでんじろうの言葉を信じて三話まで視聴したところ、先ほどの疑問のすべてが三話で解決したのである。詳しく書くとネタバレになってしまうのだが、いずれにせよ今後の展開が気になる作りになっていて目が離せない。あと韻子ちゃんが可愛い。

 最後に「残響のテロル」。こちらもスタッフで話題騒然となった。監督は「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎。音楽は同じく「カウボーイビバップ」の菅野よう子。つまりカウボーイビパップのスタッフが再結集したということになる。

 期待に胸を膨らませて第一話を視聴した。丁寧な作画、好みのキャラデザ、意表を突く展開と謎を呼ぶキャラクター達の行動。一話としてはどれも極上の出来で、僕は非常に満足した。……のだが、第二話を視聴時に僅かな不安が胸をよぎった。少しご都合主義的展開が見えたのだ。詳しくはここでは書かないものの、シリアスもののアニメでこのミスは大丈夫なのか? と少し不安になったものだ。しかしながら、今期アニメの中でもそのクオリティはずば抜けているし、「アルドノア・ゼロ」と同じように巻き返してくるだろうから、現時点ではそこまで気にしなくともいいのかもしれない。なんにせよ、今期の中でもトップクラスに話題を呼ぶ作品であることは間違いないだろう。あとリサちゃん可愛い。

 

 今期のアニメはこの他にも沢山面白いアニメが存在する。で、僕みたいな一ファンがその中でも一番好きなのを決めるのは非常に勝手で僭越である。しかし、批判の嵐も恐れずに、2014年夏季アニメでもっとも好きなのを決めるとすれば、やはり「人生相談アニメーション『人生』」だろう。

 何より、キャラが可愛いし。